ライター

高収入のために絶対必要?高単価案件のメリットとデメリット

私は、高単価案件を狙った方がよい人は限られており、必ずしも高単価案件が高収入繋がるわけではないと考えています。

もちろん、高単価案件でもスラスラと書けて、たくさん依頼が来るような人であれば、高収入になるでしょう。

私のように、高単価案件にデメリットを感じてしまう方は、必ずしも高単価案件を取った方がよいとは言えないのです。

それでは、高単価案件のメリット・デメリットについて、医療ライター加藤良大が詳しくご紹介します。

高単価案件に定義はない

高単価案件に具体的な定義はありません。

私は、文字単価3円以上が高単価と考えています。
普段から文字単価3円の案件ばかり請けている方にとっては、文字単価5~7円以上が高単価と言えるでしょう。

高単価案件のメリット


高単価案件のメリットは、少ない文字数でも大きく稼げることです。

というのが一般論です。

私は、全ての高単価案件が稼げる案件だとは思えません。
そのことも含めて、高単価案件のメリットを解説します。

内容によっては効率よく稼げる

高単価案件でも、文字単価1~2円レベルの内容であれば、非常に効率よく稼げます。

最高な案件と言ってもいいでしょう。

資金力のある大企業からの二次請けだと、文字単価5円以上が基本です。
難易度は、必ずしも高いとは限らず、中にはスラスラと書けるタイプの案件もあります。

しかし、資金力に乏しい企業の高単価案件は、非常にレギュレーションが厳しく、執筆にかなりの時間がかかる傾向があります。

多くの案件は、慣れれば効率よく稼げますが、慣れの問題ではないような案件もあるのです。

例えば、公的機関と一部の論文からだけ情報を取得できるような案件が挙げられます。
リサーチに非常に時間がかかるうえに、精神をかなり削られます。

自信を持てるようになる

高単価案件を請けることができれば、自信を持てるようになるでしょう。
自信がなければ、高単価案件に応募することもできません。

高単価案件を相談されても、断ってしまう人もいるでしょう。

まだまだ自信がついていない方は、高単価案件を見つけたら、ガンガン応募してください。
もちろん、ただ応募するだけでは依頼してもらえません。

提案文をしっかり工夫して、自分に興味を持ってもらいましょう。
そうすれば、トライアル記事を発注してもらえるので、あとは全身全霊をかけて挑むだけです。
高単価案件のトライアル記事は、時間を気にせずにゆっくりと高いレベルの記事を書きあげましょう。

高単価であれば、時間をかけても時給200円レベルとかにはなりません。

あわせて読みたい
テストライティングに合格するためのポイントと事前に確認しておくこと継続案件を獲得するためには、トライアルに合格しなければなりません。この記事では、トライアルに合格するために、押さえておきたいポイントを解説しています。 ...

他の案件を紹介してもらえることがある

高単価案件を発注しているクライアントは、他にも案件を抱えている場合があります。
そのため、十分な評価を得ることができれば、他の案件を紹介してもらえることがあるのです。

高単価案件は、今後の収入に良い影響を与える可能性があるため、積極的に挑戦することをおすすめします。
ただし、割の合わない高単価案件を相談された場合は断りましょう。

高単価案件のデメリット


高単価案件のデメリットは、次のとおりです。

疲労が大きい

値段に合った記事を納品しなければ」という気持ちが強くなると、とんでもなく疲れてしまいます。
疲れて次の仕事のスケジュールに支障をきたすこともあるでしょう。

自信を失う可能性がある

ダメだしをされることで、自信を失う可能性があります。
ただ、ライターは誰しもがダメだしをされて成長していきます。

むしろ、ダメだしをしてくれるクライアントは貴重な存在と言えるでしょう。
クライアントは、時間を削減するために外注しているため、ダメだしなんて面倒で時間がかかることはしません。

ダメだしをしてくれるということは、今後の成長を期待してくれているということです。

ダメだしをされたのであれば、それを全て受け入れて改善しましょう。
すべて素直に受け入れれば、ライターとしてレベルアップできます。

高単価案件なしで高収入を目指すには?


高単価案件を請けなくても高収入を目指すことは可能です。

執筆スピードでカバー

執筆スピードが早ければ、文字単価1円の案件も文字単価2円の案件へと変貌します。

文字単価1円の2,000文字の記事に1時間かかれば、時給2,000円です。
30分で書くことができれば、時給4,000円です。

文字単価2円の2,000文字の記事に1時間かかった場合と同じ収入の水準になります。

便宜上、時給で表記しましたが、実際には体調の変化などの関係で、安定して1時間に4,000円稼ぐことは難しいでしょう。

2,000文字を30分で書ける方は、疲れていても40分あれば2,000文字を書けるので、文字単価1.8円ぐらいの感覚で稼げるはずです。

あわせて読みたい
執筆スピードを上げるべき理由と具体的な方法月収50万を目指すには、執筆スピードの維持が重要です。この記事では、執筆スピードを維持する方法を解説しています。...

数をこなせる案件を選ぶ

数をこなすことで高収入を目指せる案件を選びましょう。
文字単価と書きやすさのバランスを見て選ぶことが大切です。

文字単価0.5円でも、構成案つきであれば0.8~1.0円ぐらいの感覚で書けるでしょう。

ストレスが少ない案件を選ぶ

案件を選ぶときには、どれだけ少ないストレスで書けるかを基準にしましょう。

・担当者のレスポンスが遅すぎる
・担当者のビジネスマナーが悪すぎる
・レギュレーションが細かすぎて慣れることができない
・自分の趣味や思想に合わない記事を求められている

このような案件はストレスが溜まる一方なので、避けた方がいいでしょう。

自分に合ったスタイルを見つけよう


高収入を目指すために、高単価案件は必要とは限りません。

私は、医療ライターとして月50万円を安定的に稼いでいますが、最初の頃は文字単価1~1.5円がメインでした。
その代わり、1日に2万文字を継続して書いていました。

一時的に大きく稼いでも、何の意味もありません。

無理せずに継続して稼げる自分に合ったスタイルを見つけることが大切です。

ABOUT ME
加藤 良大
加藤 良大
歴11年フリーライター。執筆実績23,000本、大手から個人まで取引先数は500以上。正確でわかりやすい記事を追求し、各ジャンルの専門家からも高評価を得ている。対応ジャンルは医療・法律・不動産・美容・M&A・ビジネス・マーケティングなど多岐にわたる。