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フリーランスに向いている人と向いていない人とは?

フリーランスになることを検討しているけれど、一歩を踏み出せないという方もいます。
十分な収益を挙げ続けられるのか、自己管理ができるのかなど、フリーランスになる前に心配なことはたくさんあるでしょう。

そもそも、フリーランスは自分に向いているのかどうか考えることも大切です。

今回は、フリーランスに向いている人と向いていない人について、フリーランス歴4年の医療ライター「かとう」が主観で解説します。

フリーランスに向いている人


「実力があるからフリーランスに向いている」という考え方はナンセンスです。

性格や考え方、執筆力以外の能力などもフリーランスに向いているかどうかを決める重要な要素だと私は思います。

メリハリをつけられる

休憩中はしっかり休む、一定の休日を確保するといったメリハリをつけることが非常に重要です。

フリーランスは、作業すればするほど多くの報酬を得られます。
しかし、それだけ多くの仕事を得られない場合もあるのです。

そのため、毎日不安に襲われて、なかなか休みをとれないことがあります。
そうなればストレスが溜まり、仕事で思うように実力を発揮できなくなるでしょう。

「仕事」と「休み」のメリハリをつけられる人は、フリーランスに向いていると考えています。

自分の心と身体を管理できる

フリーランスは、つい無理をしてしまいがちです。
気づかないうちにストレスが溜まり、健康状態も悪くなっていくことがあります。

心身の調子を大きく崩してしまえば、仕事に支障をきたしてフリーランスとしてやっていけなくなる可能性もあるでしょう。

自分の心と身体をしっかり管理できる人がフリーランスに向いていると考えています。

家計を管理できる

フリーランスは、月によって収入が異なります。
1~2万円程度の変動で済むこともあれば、10万円以上変わることもあります。

そのため、収入に合わせて家計をしっかり管理できる人がフリーランスに向いていると言えるでしょう。
また、収入が落ちたときのために、生活レベルを上げないようにすることも大切です。

ただし、中には自分を追い込むために、生活レベルを上げる方もいます。
これに関しては、自分の性格に合った方を選ぶといいでしょう。

常にリスクを考えられる

フリーランスは、取引先から急に契約を切られたり、報酬が未払いになったりするリスクがあります。
また、交通事故や病気で仕事ができなくなれば、労災保険などもないため収入が激減するでしょう。

このような様々なリスクを常に考えて行動できる人がフリーランスに向いています。

報酬未払いのリスクを抑えるためにクラウドソーシングを利用する、働けなくなったときのために保険に加入するといった対策があります。

向上心がある

フリーランスは、山あり谷ありです。
向上心をもって、常に上を目指し続けることで収入を維持できるでしょう。

現状維持で満足していると、不測の事態が起きたときに対応できず、そのまま収入が下がり続けてしまうことも考えられます。

常に上を目指し続けることで、収入が下がってしまう確率を抑えることができるでしょう。

また、時代の変化に合わせて、うまく立ち回ることも大切です。
例えば、googleアップデートによって特定のジャンルの依頼が激減した場合は、別のジャンルを開拓するといったことが挙げられます。

純粋にライティングが好き


「好きこそものの上手なれ」ということわざがありますが、まさしくそのとおりだと思います。
ライティングが好きであれば上達も早く、好きでなければ上達は遅くなるでしょう。

フリーランスになれば、副業のときと比べて書いている時間も量も増えるので、ライティングが好きでなければ続けることは難しいかもしれません。

収入先の分散を意識できる

1つのクライアントからではなく、複数のクライアントに収入先を分散することが大切です。
また、ライターだけで生活することに、こだわる必要はありません。

株式投資やFX、仮想通貨、不動産投資、アフィリエイトなど、収入を安定させられるものであれば、何にでも目を向けられる人がフリーランスに向いていると言えます。

実際に投資をしてみる必要はありませんが、安定を目指して常にアンテナを張ることが大切と言えるでしょう。

自己投資ができる

快適な作業環境を整えるために、良い椅子を買う、運動を習慣づけるためにジムに入会するなど、自己投資ができる人に向いていると言えます。

身体が資本であるため、心身の体調を整えつつ、少しでも良い仕事ができるように環境を整えていくことが大切です。

集中できる環境を整えられる

フリーランスになれば、1日8時間労働などを自宅ですることになります。
自宅には、テレビや漫画など様々な誘惑であふれているため、集中できない人もいるでしょう。

集中できるように、仕事部屋を作るなど環境を整えられるかどうかが重要です。

と言いつつも、私はリビングの一角で子供に話しかけながら仕事をしていますが、収入は安定しています。
その代わり、耳栓をして集中力を高めたり、1回20分近く休憩をとったりするなど、自分なりに工夫しています。

フリーランスに向いていない人

フリーランスに向いていない人というのは、ほとんどいないと思っています。
やっているうちに勝手がわかってくるでしょう。

あえて言うならば、次のような人はフリーランスに向いていないと考えています。

目先の利益しか追い求められない

文字単価3円の単発案件と、文字単価1円の継続案件のどちらかを選べないとしたら、どちらを選びますか?

私は迷うことなく文字単価1円の継続案件を選びます。

フリーランスは、1ヶ月だけ大きく稼ぐよりも、継続的にある程度稼ぐことが大切です。
目先の利益しか追い求められない人は、継続することが難しいかもしれません。

クライアントによって態度を変える

低単価だからといってクライアントに悪態をつくような人は、フリーランスには向きません。
画面の向こう側にいる相手も「心を持った人」です。

丁寧に対応すれば、単価アップや別案件の紹介など様々な利益をもたらしてくれます。
逆に、雑に対応すれば、継続的な依頼をもらえなくなる可能性が高まります。

コミュニケーション能力や相手に信頼してもらう能力は、フリーランスに必要不可欠と言えるでしょう。

自分に甘い

フリーランスは、好きなときに休んで好きなときに仕事ができます。
ただし、一定の収入を得るために、一定以上の労働時間を確保しなければなりません。

自分に甘く、休んでばかりいる人はフリーランスに向かないでしょう。
現在は収入が安定していても、来月には急に収入が落ちる可能性もあります。

休むことは大切ですが、しっかりメリハリをつけることが大切です。

副業から始めてみるのがおすすめ


いきなりフリーランスのライターになるのではなく、まずは副業から始めるのがおすすめです。
長くライターをやっていると、自分がフリーランスとしてやっていけるかどうか予想できるようになります。

あらゆるリスクを考慮したうえで、フリーランスになるかどうか決めましょう。

ABOUT ME
加藤 良大
加藤 良大
歴12年フリーライター。執筆実績26,000本、大手から個人まで取引先数は700以上。正確でわかりやすい記事を追求し、各ジャンルの専門家からも高評価を得ている。対応ジャンルは医療・法律・不動産・美容・M&A・ビジネス・マーケティングなど多岐にわたる。