ライターを始めたものの収入が増えない・・・高単価案件をとれなきゃ高収入は目指せないのかな・・・こんな風に思っている方もいるのでは?
私は、高単価案件をとるよりも先に執筆スピードを上げることが大切だと考えています。
これは、適当な記事を書けと言っているのではなく、質の高い記事を早く書けるようになった方がいいということです。
また、執筆スピードを維持することも大切です。
この記事では、執筆スピードを上げる必要性、スピードを維持するためのポイントなどを解説しています。
執筆スピードが遅いと高単価案件でも稼げない
執筆スピードを上げるべき理由は、「執筆スピードが遅いと高単価案件でも稼げない」ためです。
高単価の条件は次のとおりです。
正確な情報のリサーチに時間がかかる
制約したときのバックが大きい
他にもありますが、主な理由は上記のとおりです。
このように、高単価案件は執筆に時間がかかる傾向があるため、単価が2倍になったからと言って、単純に報酬も2倍になるとは限りません。
むしろ、不得意な分野であれば、これまで請けていた単価よりも稼げないこともあるのです。
かとうの執筆スピードはどれぐらい?
こんな偉そうなことを言っているかとうは書くの遅いんじゃね?って思ったそこのアナタ!
私の執筆スピードは53万です。(すみません。言ってみたかっただけです。)
執筆スピードは、2,000文字の記事であれば40~50分で書ける程度です。
ただし、これは得意分野の記事の場合です。
記事の難易度によって異なる
執筆にかかる時間は記事の難易度によって異なるため、先にお伝えしたとおり、1時間で1,500文字しか書けない場合もあります。
例えば、ガチガチの医療記事なんかは情報の参照元が限られているため、2,000文字の記事でもリサーチに1時間かかることもあるのです。
また、こういった記事は執筆そのものの難易度も高いので、リサーチと執筆を合わせて2時間30分ほどかかってしまうこともあります・・・。
時給換算した場合、単価1円2,000文字を1時間で書ければ「時給2,000円」です。
単価2円2,000文字を書くのに2時間30分もかかれば、時給は1,600円です。
このように、
あれ・・・・単価1円の方が稼げるんじゃね?ってことになるんです。
タイピングのスピードは執筆スピードにほとんど関係がない
執筆スピードを上げるために、タイピングの速度を上げようと思う方もいますよね。
私は、よほど遅い場合を除き、タイピングの速度と執筆スピードはほとんど関係ないと考えています。
画面に出てきた文字を書き写すだけならタイピング速度が全てです。
しかし、ライター業はリサーチして執筆するため、結局は「文章を考えること」と「リサーチ」に時間がかかってしまいます。
つまり、スラスラと文章を思い浮かべることができることに加え、リサーチの方法を押さえれば執筆スピードが上がるのです。
ちなみに私はe-typingのタイピング検定1級レベルです。腕試しモードならSランクの3つぐらい上の「excellent」でした。
しかし、執筆スピードにそれほど影響しているとは思えません。
執筆スピードを上げる方法
頭の回転が速ければ、それだけ執筆スピードが上がります。
頭の回転スピードなんてものは、これまで生まれ育った環境や考え方、友人関係など星の数ほどの要因が重なって決まることなので、ノウハウ記事としては取り扱えません。
それ以外の方法で執筆スピードを上げる方法をご紹介します。
結論を書いて補足を書くことを徹底する
執筆スピードを上げるために、まずは結論を先に書いてから補足を書くことを徹底しましょう。
下記のような感じです。
毛穴づまりの原因は、皮脂の過剰分泌です。皮脂は、肌のバリア機能をつかさどる重要なものですが、ホルモンバランスの乱れや脂質の摂りすぎなどが原因で過剰に分泌されてしまいます。
その結果、毛穴をつまらせてしまうのです。(細かい突っ込みはナシで)
頭に色々な情報が思い浮かぶと、どれから書いていいかわからず、執筆スピードが落ちてしまいます。
結論を書いてから補足するというスタイルを徹底すれば、スムーズに書けるようになるでしょう。
ちなみに、これは私独自のスタイルではありません。
結論を書いて補足するというのは、基本的な執筆方法のひとつです。
しかし、これを徹底できないために執筆スピードが落ちてしまう方が少なくないため、あえて説明しました。
書くのに時間がかかるところは後回し
記事を書く際に、時間がかかる見出しってありませんか?
あるいは導入文やタイトルを考えるのに時間がかかるという方もいるでしょう。
そういう部分は全て後回しにすることをおすすめします。
記事の書き始めの気分は「よっしゃ書いたろ!」でも、文章を考えるのに悩んだ後は「疲れた。やめたい。」ではありませんか?
常に、「よっしゃ書いたろ!」という気分で執筆できるように、書けるところから書くことをおすすめします。
特に、読者を惹きつける導入文やタイトルは最後に書いた方がよいでしょう。
記事の内容が全て頭に入った状態の方が、よい導入文やタイトルを思いつきやすいです。
リサーチの基本を身につける
リサーチの基本が身についていないと、目的の情報を探すのに時間がかかってしまいます。
ライターとしてやっていくためにこれだけは守っていただきたいのは、正しい情報に基づいた記事を執筆することです。
間違った情報の記事と言えば、某大手企業の医療記事が問題として取り上げられていましたが、あれは氷山の一角です。
医療に限らず、他分野の記事でも間違った情報が非常に多くみられます。
サイト運営者としてはアフィリエイトの報酬さえ発生すればいいので、情報の質にそれほどこだわっていない方がいるのには納得できます。
仮にこだわっていたとしても、細かい情報が間違っていたりします。
ただ、最近では医療・美容に限らず、他の分野でも記事の正確性を重視している傾向があります。Googleが質の高い情報の記事を上位表示させるスタイルになったためだと考えられます。
これらのことからわかるのは、正確性にこだわらなければ、この先はライターとしてやっていけなくなる可能性があるということです。
情報の参照元は、大手企業・専門家監修記事・厚生労働省や文部科学省などの公的機関、信頼性の高い論文などです。
これら以外からは情報を探さないことを決めておき、記事の分野に合わせてササッとリサーチしましょう。
もちろん、記事のテーマによっては、これら以外からのリサーチが必要となります。
その場合は、クライアントに資料の提供を求めるか、他の信頼性が落ちるサイトを参考にしてもよいか尋ねましょう。
マルチなライターを目指しているのであれば、できるだけ色んなジャンルの仕事を請けて、それぞれのリサーチの特徴を見極めるようにしましょう。
執筆スピードを維持する方法
執筆スピードが上がったら、次はその執筆スピードを維持することがポイントです。
「1時間に最大3,000文字書けます!」っていう方もいますが、最高のパフォーマンスを発揮したときだけの話なら私は1時間に6,000文字書けます。
でも、最大のパフォーマンスを発揮したときしか書けないのなら、それは書けないのと同じなんです。
書いているうちに疲れてきたりモチベーションが下がったりして、最大文字数の3分の2~2分の1程度にまで執筆文字数が少なくなるでしょう。
1時間にかける最大の文字数を増やすとともに、できるだけその文字数に近づけるよう執筆スピードを維持することがポイントです。その方法をご紹介します。
楽しい目標を設定する
モチベーションが非常に高くなる出来事があれば、どれだけ疲れていても短時間で質の高い記事を書けるという方は多いのではないでしょうか。
体力よりもモチベーションの維持の方が執筆スピードの維持に深く関係しています。
モチベーションを維持するために、楽しい目標を設定しましょう。
終わったらラーメンを食べに行く
終わったら映画を見る
終わったらゲームする
このように何でも構いません。目先の楽しい目標を設定しましょう。
目標が目先であればあるほどに、モチベーションが高まります。
煮詰まったら休憩する
良い文章が思い浮かばなくて、何度も書き直したことがある方もいるでしょう。
そんなとき、パソコンに張りついても良い文章はなかなか浮かばないものです。
1回、ソファやベッドに寝転がり、深呼吸をしてみてください。
そのまま目を閉じてもよし、お菓子を食べてもよし、水分補給してもよし、そのときにしたいことだけをしましょう。
10分ぐらい経ったらパソコンに向かってください。
そうすると、不思議と文章がスラスラと思い浮かぶようになっているはずです。
それでも思い浮かばない場合は、競合サイトの記事をチェックしましょう。
ジャンルによって魅せる書き方が異なるので、競合サイトの記事は書き方の参考になります。
このような情報は、良い文章を書くために必要な情報の1つです。
記事の書き方はどんどんマネしましょう。
パフォーマンスを維持する
体力が低下してくると、モチベーションを維持できなくなって執筆スピードが落ちてしまいます。
糖分補給やこまめな休憩、朝日を浴びるして、パフォーマンスを維持することが大切です。
詳しくは、こちらの記事で解説しています。
執筆スピードを上げて高収入を目指そう
執筆スピードが上がれば、1日に請けられる仕事の量も増えます。
たくさん案件を獲得すればリスクヘッジになるため、案件が消失しても大きなショックを受けずに済むでしょう。
執筆スピードを上げることばかり意識して、質を落とさないように注意してくださいね。
私は、過去にこれで失敗しています。
執筆スピードというのは、質の高い記事を書けるスピードのことだと認識しておきましょう。
参考になるかわかりませんが、この記事を読んだ方が少しでもライターとして成長できることを願っています。