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フリーランスになってわかった本当のメリット・デメリット

ライターになって6年、フリーランスになってから4年が経ちました。

実際にフリーランスをやっていると、小さなメリットやデメリットをたくさん感じます。

今回は、フリーランスを4年やってわかったフリーランスのメリットとデメリットをご紹介します。

フリーランスのメリット


「フリーランス=自由」というイメージがつきがちですが、具体的にどのようなところが自由なのか、他のメリットとあわせてご紹介します。

サラリーマンよりも遅くまで寝ていられる

自分の中で最大のメリットです。
サラリーマンの方は、通勤時間を加味して起きる時間を決める必要があります。

自宅で仕事をしているフリーランスであれば、通勤時間は0分であるため、業務開始時間まで寝ていることもできるのです。

もちろん、起きてすぐは頭が動かないので、早めに起きる必要があります。
それでも、「朝がんばって起きなくていい」というのは大きなメリットと言えるでしょう。

しっかり睡眠時間をとれることは、仕事のパフォーマンスアップにも繋がります。

満員電車に揺られる必要がない

通勤が不要ということは、満員電車に乗らなくていいということです。
満員電車で、隣の人の体臭や香水のニオイに悩まされたり、知らない人に足を踏まれたり、痴漢を心配したりする必要がなくなるのです。

今日は、席に座れるかな・・・なんて考える必要もありません。

交通事故のリスクが低い

電車やバス、自転車、徒歩、いずれも交通事故のリスクがあります。

交通事故に遭うと働けなくなり、労災が降りるにしても生活を圧迫してしまうでしょう。

自宅での作業がメインのライターであれば、交通事故のリスクが低い生活ができます。

交通事故のリスクが低いのであれば、保険も見直せて一石二鳥と言えます。

昼食代がかからない

奥さんに毎日お弁当を作ってもらい、食費を抑えている方もいます。

しかし、会社の付き合いであったり、体力的な問題でお弁当を作ってもらうことが難しかったりする場合は、外食するしかないですよね。

1食あたり500円として、週に2回外食する場合は、1ヶ月で約4,000円かかります。

安い飲食店がなければ、1ヶ月5,000~6,000円はかかるでしょう。

自宅で仕事をしていれば、自分で作るなり、奥さんについでに作ってもらうなりできます。

人間関係のストレスがない

フリーランスは、クライアントとのコミュニケーションはあるものの、上司や同僚、後輩などとの人間関係を構築する必要がありません。

人間関係の構築が苦手な人にとっては、フリーランスは快適と言えるでしょう。

理不尽なことで怒られない

嫌な上司のもとで仕事をするのがつらいという方は多いのではないでしょうか。

中には、理不尽なことで怒られることもあります。

ムダなことにストレスを感じ、仕事の効率が低下し、成果を挙げられないことで再び怒られるという悪循環に陥ります。

フリーランスは上司がいないため、良い上司も悪い上司とも関わる必要がありません。

フリーランスのデメリット


フリーランスになることを考えているのであれば、デメリットもしっかり確認しておきましょう。デメリットに目を向けずにフリーランスになれば、後悔することになるかもしれません。

税金が高い

フリーランスは国民健康保険と国民年金です。

サラリーマンの社会保険は半額を会社が負担してくれますが、国民健康保険と国民年金は全額自己負担です。

そのため、税金で家計が圧迫されて生活に苦しんでいる方はたくさんいます。

有給休暇がない

フリーランスは有給休暇の概念が存在しません。

気分で休めるというメリットがありますが、その代わり収入は0円になります。

休んだ分だけ別の日にたくさん働くのもいいですが、体調を管理しづらいため、あまりおすすめできません。

家計を管理しづらい

フリーランスは固定給ではないため、月ごとに収入が数万円単位で変動します。

中には10万円単位で変動する方もいるでしょう。

家計がとても管理しづらく、毎月思うように貯金できなかったり使いすぎたりしやすいのです。

常に不安を感じる

固定給であれば、仕事をそつなくこなすだけで毎月決まった給料が支払われます。

それに対してフリーランスは、働いた分だけ収入を得られます。

そのため、やり方次第ではサラリーマンの倍以上の収入を得ることも可能です。

しかし、収入を得るためにはクライアントと取引しなければなりません。いつ、案件が消失するかわからないことも多いため、常に不安を感じる方は少なくないのです。

これは、40万、50万、100万と稼いでいても同じです。不安を解消するためには、収入源を増やすしかありません。

悩み相談できる人がいない

フリーランス事情を知っている人が周りにいない場合、悩みを誰にも相談できません。

話を聞いてもらうだけなら誰に相談してもいいですが、共感はしてもらえないでしょう。

自分の心のケアをしっかりできる人がフリーランスに向いていると言えるかもしれません。

光熱費が高い

自宅にいる時間が多いと、それだけ光熱費が高くなります。

暑かったり寒かったりする環境では仕事に集中できないので、どうしてもエアコンは使うことになるでしょう。

それに加えて部屋の電気やPCの電源などが必要なので、電気代が月5,000~10,000円程度かかることになります。

フリーランスになることは簡単に決めない方がいい

とりあえず行動することも大切ですが、フリーランスになることは簡単に決めない方がいいでしょう。

メリットとデメリットを見比べて、自分に合っているかどうか考えることが大切です。

また、フリーランスに向いている人と向いていない人がいるので、そのことも踏まえて決めることをおすすめします。

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加藤 良大
加藤 良大
歴11年フリーライター。執筆実績23,000本、大手から個人まで取引先数は500以上。正確でわかりやすい記事を追求し、各ジャンルの専門家からも高評価を得ている。対応ジャンルは医療・法律・不動産・美容・M&A・ビジネス・マーケティングなど多岐にわたる。